まず、ひとつ、このタグがついているのがゲームのフルボイスに限らないこと。
次に、まれに実況動画にもこのタグが使われること。
最後に、おもしろいフルボイス動画ほどこのタグが外れている場合があること。

１番目はあれですね。
漫画を読んでみた作品や、ゲーム以外の媒体をフルボイス化してみた場合にも使われる時があることです。
しかも、そっちの動画の方が再生数（マイリスト）を稼いでいたりするので、
「フルボイス」→「再生（マイリスト）が多い順」
で、おもしろい動画を探そうとしても、いわゆるこのブログで対象としているフルボイス動画には必ずしも行きつかないんですよね。

２番目はなんとなくわかりますよね。
ゲーム自体がもともとフルボイスであった場合や、フルボイス実況の形式をとっている場合ですね。

３番目は、具体例を出すとわかりやすいんですが、ちょっとここでは遠慮して…。

おもしろい動画ほど、タグ職人によるタグの付け替えが発生します。
これはニコニコ動画独特のシステムで、非常におもしろいタグを生むこともあるいいシステムだと思います。
ニコニコ動画の特徴のひとつですね。

ただ、結果、「フルボイス」というタグが消され、
新たに動画内のネタに関するタグで埋められてしまうことも起こりうる。
すなわち、「フルボイス」というジャンルのタグが消え、その動画固有のタグがつくことになる。
となると、せっかくおもしろくて、伸びているフルボイス動画が、
「フルボイス」タグで動画を探そうとしている人に気づかれなくなってしまう。
ひいては、「フルボイス」ジャンルでおもしろい動画を探そうとしている人が、
そのおもしろいフルボイス動画に行きつけなくなる。
…っとまぁこんな感じです。

だから、仮に爆発的に再生数を稼ぐフルボイス動画があがったとして、
フルボイスというジャンルを元々知らなかった視聴者が、
「もっと似たような動画を見たい」と思って、その動画と同じジャンルの作品を探そうとする場合に、
「フルボイス」タグがうまく機能しない場合があるんじゃないかなぁ。と思います。

その動画から「フルボイス」タグ自体が消えてしまっている可能性と、
その動画には残されていても、
その他のおもしろいフルボイス動画から「フルボイス」タグが消えてしまっている可能性があるわけですから。
つまりは、そのような動画があがったとしても、他の動画まで再生数が増えるとは限らない…と。

さらに言えば、「フルボイス」タグを使って、他の動画を探そうとするかはどうかはわからないし、
そういうジャンルがある、とニコニコ全体に知れ渡るかはわからないですね。

フルボイス、というジャンルを知る一番の方法は、大百科のフルボイスの記事を読むことだろうから、
その人が見た動画から「フルボイス」のタグが消えてしまっていることは、
ジャンルにとってマイナスだと思うなぁ。

うｐ主様方が、「フルボイス」タグを固定するようにすればいいとは思うんだけど、
うp主様方固有の考え方がありますからね。

一視聴者の身分としては、ジャンルの定着と広がりを望むものであります。
っというわけで、無駄に考察してみたシリーズでした。

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